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ごあいさつ

当社は1952年にわが国で初めてスポンジチタンの工業化に成功し、それ以来「半導体向けポリシリコン」の製造販売、粉末チタン等の「高機能材料」の製造販売を手がけ、2007年より「チタン」をはじめこれらを主力製品とする「大阪チタニウムテクノロジーズ」として新たにスタートいたしました。

当社の「スポンジチタン」、「ポリシリコン」及び「高機能材料」は、産業用途に製造販売され、航空機の部材や半導体の原材料に供せられることから皆さまに直接触れる機会は少ないものの、今日のわが国産業の発展に寄与してまいりました。我々は、産業の発展に留まらず、環境保全にも貢献していると考えています。

まず、「チタン」は「軽く」、「強く」、「錆びにくい」特性を有しています。これらの特性は省エネルギーとは関連が深く、チタンが航空機のエンジンや機体に使われることで、軽量化によって飛躍的に燃費が伸び、燃料使用量の低減に大いに役立っています。また、チタンの用途の一つである熱交換器は、火力・原子力発電といったエネルギー分野をはじめ化学プラント分野等の様々な過酷な環境下で使用され、耐食性に優れるチタンは厳しい腐食環境下でも安心して長期間用いられています。一方、超高純度である「ポリシリコン」は純度99.999999999%を誇り、半導体製品に使用され、様々な電子機器を通じてエネルギー効率の向上に役立っています。 また、高機能材製品も半導体製品や液晶パネルの性能向上や高効率二次電池負極用素材として注目されています。

また、「スポンジチタン」及び「ポリシリコン」の製造工程においては、様々な製造工程にて使用する電力の削減等による環境負荷の低減に取り組んでいます。近年、環境負荷低減を狙い廃水や廃酸の高度処理によるリサイクルも開始しています。一方、原材料のリサイクル技術を駆使することで循環型社会構築に貢献していきたいと考えています。製造過程で発生する副産物の社内活用や資源としての販売などを通じて、廃棄物を極限まで低減する取り組みも進めています。

当社は、1999年よりISO14001をもとに環境マネジメントシステムを構築し、法令遵守の仕組みを整えるとともに、行政との環境協定を上回る厳しい自主基準を設け、環境に対する監視を行っています。 また、「危険予知」の観点からリスクアセスメント活動をすすめ、職場の「安全確保」に努めております。

さらに、環境防災に関する活動の推進機構として「環境防災委員会」を発足させ、全社横断組織として運営しています。「省エネルギー」、「3R(リデュース、リユース、リサイクル)技術開発」、「法令遵守」「設備防災」などの課題を皆で議論し、着実に環境保全、負荷低減を推進しています。また、環境防災パトロールを通じて、公害防止設備の点検など管理の強化を図っています。これらの活動の一環として、夏季生産調整の実施や日常的な空調設備及び照明機器の管理を行い、電力需要が最も厳しい期間のピーク緩和にも協力しています。 また、省エネルギー関連では、生産設備の省エネ化を進めるとともにLED照明の導入を含む高効率設備などへの環境投資も積極的に進めています。

環境活動は健全な企業活動を行うための大前提であるとの認識のもと、引き続き、環境保全、環境負荷低減に取り組んでまいります。 この環境報告書が当社の環境に関する考え方や取り組みについての理解を深める一助となれば幸いです。

2016年6月
代表取締役社長 

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