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ごあいさつ

当社は1952年にわが国で初めてスポンジチタンの工業化に成功し、以来スポンジチタンの製造を主力事業として、航空宇宙産業やエレクトロニクス産業を中心に、高純度・高品質の素材を供給するとともに、粉末チタン等の「高機能材料」の生産・開発にも注力し、2007年以降「大阪チタニウムテクノロジーズ」として事業展開をしております。

当社の「スポンジチタン」及び「高機能材料」は、主に産業用に製造販売され、航空機の部材や半導体の原材料として使用されることから皆さまに直接触れる機会は少ないものの、今日のわが国産業の発展に寄与してまいりました。我々は、これらの製品を通して産業の発展に留まらず、環境保全にも貢献していると考えています。また、日本政府発表「2050年カーボンニュートラル宣言」を次なる成長の機会ととらえ、ESG、SDGs等の推進ツールを活用し、サステナビリティ経営に注力いたします。

まず、「チタン」は「軽く」、「強く」、「錆びにくい」特性を有しています。これらの特性は省エネルギーとは関連が深く、チタンが航空機のエンジンや機体に使われることで、軽量化によって飛躍的に燃費が伸び、燃料使用量の低減に大いに役立っています。また、チタンの用途の一つである熱交換器は、火力・原子力発電といったエネルギー分野や化学プラント分野等の様々な過酷な環境下で使用され、耐食性に優れるチタンは厳しい腐食環境下でも安心して長期間用いられています。一方、「高機能材料」も半導体や液晶パネルの性能向上に役立っており、積層造形(3Dプリンター)用素材として注目されており、2020年9月には球状チタン合金粉末(合金TILOP) の専用工場を本格稼働しました。

また、「スポンジチタン」及び「高機能材料」の様々な製造工程において環境負荷の低減に取り組んでいます。省エネルギー取組に加えて、原材料のリサイクル技術を駆使することで循環型社会の構築に貢献していくとともに、製造過程で発生する副産物(廃水、廃酸)の社内活用や資源としての販売などを通じて、廃棄物の削減を進めています。 なお、新型コロナウィルス感染症拡大によって、航空機をはじめとするチタン需要が一時的に減少し、2020年度の操業度は大幅に低下しましたが、稼働設備の集約など、更なるエネルギー効率の向上に努めました。

当社は、1999年よりISO14001をもとに環境マネジメントシステムを構築し、関係する法令順守とともに、行政の環境基準を上回る厳しい自主基準を設け、操業管理を行い、前述の環境負荷低減とあわせて環境マネジメント活動を行っていま す。 また、「社内法令教育の推進」による環境に関するスキルアップや「危険予知」の観点からリスクアセスメント活動をすすめ、職場の「安全確保」に努めております。

さらに、環境防災に関する活動の推進機構として「環境防災委員会」を定期開催し、全社横断組織として運営しています。「法令順守」「環境・防災」「省エネルギー」、「3R(リデュース、リユース、リサイクル)技術開発」などの活動や課題解決のために議論をすることで、着実に法令順守、環境保全、負荷低減を推進するとともに、環境防災に関係する法令教育を定期的に行い、全社的なコンプライアンス感度高揚に努めています。また、環境関連パトロールを通じて、公害防止設備の点検など管理の強化を図っています。これらの活動の一環として、日常的な空調設備及び照明機器の管理や顧客と協力してスポンジチタン出荷用のドラム缶の再利用を拡大しています。省エネルギー関連では、エネルギー消費原単位の改善に向け計画的に生産設備の省エネ化を進めるとともに、LED照明の導入を含む高効率設備などへの環境投資も積極的に進めています。

当社では関係官庁及び近隣会社と協力し、河川への油流出事故を想定した緊急事態の対応の訓練も積極的に行っています。 このような社内外における環境活動は健全な企業活動を行うための大前提であるとの認識のもと、引き続き、環境保全、環境負荷低減に取り組んでまいります。この環境報告書が、当社の環境に関する考え方や取り組みについての理解を深める一助となれば幸いです。

2021年6月

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